年始恒例となった「ファン感謝3DaysBOATRACE
バトルトーナメント」は第6回大会を迎える。男女の トップレーサーと未来のスター候補生が集結し、全集 中で挑む短期決戦は2021年の運試し。モーターと
プロ ペラはこの大会から一新され、機力も枠番も抽選次第。 Ｖ争いは予測不能だ。
　グランプリ出場組は20年尼崎の3Daysを制した瓜 生正義（福岡）、当地58周年と68周年で優勝した菊地 孝平（静岡）、61周年の覇者・井口佳典（三重）、20年 9月徳山でＧⅠ初優勝を飾り、年末の大舞台に乗り込 んだ西山貴浩（静岡）の4人。シリーズ回りの守田俊 介（滋賀）は波に乗ると一気に突っ走るタイプだけに 短期決戦向きだ。ＳＧＶ9の今垣光太郎（福井）は児 島がＳＧ初優勝の水面。Ｆ休み明けで挑む新年初戦の 今大会は存在感を示す格好の舞台となる。
　迎え撃つ地元勢は平尾崇典（岡山）、吉田拡郎（岡 山）、寺田千恵（岡山）、守屋美穂（岡山）と岡山支部 の男女エース格が参戦。地元で培ってきたスタート力 と調整力は短期決戦で強みとなる。16年平和島で捲り差しＶの今井美亜（福井）、19年多摩川で4戦全勝完全 Ｖを成し遂げた赤岩善生（愛知）ら歴代覇者も出場。
　若手では5000番台の前田滉（愛知）に注目。児島は 初出場で初優出するなど、“初”に強い印象。初Ａ級 として挑む今大会で、全国にその名を知らしめる力は 十分持っている。