レース展望

最強メンバーを相手に、
  
茅原が地元SG初制覇を目指す!



歴代覇者にはSG常連が並ぶ

 平成3年に新設された「グランドチャンピオン」はSGで活躍した選手のみが出場できるSGの中のSG。令和3年の児島で第31回大会を迎える。ここ2年は徳増秀樹(静岡)、柳沢一(愛知)がSG初優勝を飾っているが、歴代覇者は白井英治(山口)、石野貴之(大阪)、菊地孝平(静岡)、瓜生正義(福岡)、湯川浩司(大阪)、原田幸哉(長崎)、
池田浩二(愛知)、今垣光太郎(福井)と、複数回SGVの実績を持つ選手ばかり。SGV12の松井繁(大阪)はグラチャン優勝こそないが、20年連続27回目の出場と、長年にわたってSGで活躍し続けていることがわかる。



シリーズの中心はやっぱり峰

 SGで場数を踏んだ選手が主導権を握りそうだが、優勝争いの中心は峰竜太(佐賀)。史上初の6期連続勝率1位でボート界に君臨し、全国、どの大会でも中心的存在だ。茅原悠紀(岡山)が地元の期待を一身に背負う。昨年後半はF2でグランプリ出場へこぎ着けた。GWのオール岡山で予選、準優と無敵を誇りながら優勝を逃した悔しさを胸に、地元SGへ全身全霊で挑む。
 勢いなら下関マスターズC、徳山周年で連続Vを果たした原田か。4月当地GⅢで1年ぶりの優勝、徳山GW戦で通算V100を達成した白井も有力。当地68周年を制した菊地は水面相性抜群だ。当地SGV歴ある瓜生、
毒島誠(群馬)、桐生順平(埼玉)ら実績上位者に、秦英悟(大阪)ら初出場組7名がどんな戦いを繰り広げるのかも見どころだ。