団体戦は紅組4勝、
     白組も4勝と互角の戦い。

個人戦は男子7勝、
     女子1勝で男子がリード!

野白由貴子●『デイリースポーツ』

 幅広い世代に実力者が存在するレディースと、伸び盛りの20歳代のルーキーズによる男女対決。個人の優勝争い、団体戦のチーム力の両方を同時に楽しむことができる。過去8大会の優勝者は18年12月・三国の上條暢嵩から22年1月・尼崎の井上忠政まで、ルーキーズがV7。レディースの優勝は20年5月・丸亀の平高奈菜だけだが、団体戦は互角の戦いだ。
 決定力の男子、安定力の女子の構図だが、今大会は女子選手の層が厚い。ドリーム戦には田口節子(岡山)、寺田千恵(岡山)
平山智加(香川)が出場。攻撃力とさばきを兼ね備えた女子がV戦線をリードしそうだ。
 地元勢は田口、寺田の他、堀之内紀代子(岡山)、金田幸子(岡山)、A1級の実力を付けた喜井つかさ(岡山)、若手では前原哉(岡山)、勝浦真帆(岡山)、安井瑞紀(岡山)が参戦。寺田が中心となり、岡山支部全体のレベルはアップしている。若手男子を相手に攻めのレースで沸かせてくれそうだ。日高逸子
(福岡)から19歳の野田彩加(山口)まで、個性あふれる女子に注目が集まる。
 対する男子は当地2優出と好相性の新開航(福岡)が中心。19年6月・びわこ、21年5月・宮島でレディースvsルーキーズを2度制している吉川貴仁(三重)が大会V3を目指す。若手選手にとっては全国に名を売る絶好の舞台。地元男子では前原大道
(岡山)が姉・哉と対決。事故で遠回りしたが、徐々に素質は開花しつつある。注目度の高い今大会でブレイクの可能性は十分だ。坂本雅佳(岡山)、三村岳人(岡山)は現モーターの児島での経験値を活かす。
 開催期間中の潮回りは干満差の小さい小潮だが、後半レース時は潮が高い。児島はイン絶対ではなく、捲り差しでも好配当が飛び出す水面。ホーム追い風が強い場合は差しが有効に働く。


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