捲りは何本決まる!?
  自在派、攻撃派が勢揃いの
     “まくりキング”決定戦!!

野白由貴子 ●『デイリースポーツ』

 市川哲也(広島)、田中信一郎(大阪)らSGV歴ある実績上位のベテランから初A級の若手まで、幅広い年齢層が集結した男女混合戦。近況のGⅠ・GⅡで活躍した選手が集まり尼崎オーシャンCに出場したのは森高一真(香川)、丸岡正典(大阪)、福来剛(東京)、村松修二(広島)。中でも今期適用勝率7.61で出場選手中トップである福来の近況充実度が光る。勝率上位で当地V歴の西村拓也(大阪)、上田龍星(大阪)、上條暢嵩(大阪)、7月に児島で優出したばかりの岡村仁(大阪)ら大阪勢。20年に中国地区選でGⅠ、昨年びわこでGⅡ優勝を飾っている村松もV有力候補だ。
 地元は支部長・森定晃史(岡山)が率いる9名。A1級は森定と山口達也(岡山)、土屋南(岡山)だが、末永由楽(岡山)、村岡賢人(岡山)、白神優(岡山)、入海馨(岡山)はA1クラスの実力者。23年のSGオーシャンCの舞台は児島。GⅡ以 上の優出が最低条件となるため、地元SG出場権獲得へ気合は十分入っている。SG戦線返り咲きへ照準を合わせている山口は、7月芦屋MB大賞で優出2着。地元でGⅡタイトル獲得へ、あらゆる戦法で臨むはずだ。
 捲り差しで当地V2の菅章哉(徳島)、昨年当地でカド捲り初Vを決めた酒見峻介(佐賀)、捲り姫・高田ひかる(三重)が豪快なターンで水面を沸かせる。