エース・茅原が地元SG制覇へ照準!
5月周年覇者の島村がSG初Vへ挑む!
野白由貴子●『デイリースポーツ』
 児島で初開催となるSGオーシャンカップは「海の日」を記念して創設された真夏のSG競走。GⅠ・GⅡの成績上位者だけが出場できるSGで、この大会でSG初優勝を飾った選手も多い。第8回大会で優勝した辻栄蔵(広島)は20年後の28回大会にも参戦。第9回の田村隆信(徳島)、第15回の石野貴之(大阪)、前年覇者の椎名豊(群馬)もオーシャンCでSGウイナーとなり、今大会にも出場する。
 若手からベテランまで幅広い世代の実力者が名を連ねる中、ひときわ目を引くのが松井繁(大阪)と石野。松井はSG優勝12回のうち4回、オールスターでV10を決めた石野は3回、このオーシャンCで優勝している。
 そんな歴代覇者を相手に、地元SG制覇へ挑むのは茅原悠紀(岡山)。今年は2月中国地区選で地元GⅠ初制覇。3月のクラシック優勝戦は6コースから3着に粘り、賞金ランク上位に位置している。
 注目は今年大ブレイクの島村隆幸(徳島)。4月宮島周年でGⅠ初制覇を成し遂げ、5月当地周年はSG覇者5人を破り2度目のGⅠV。6月の児島でも低調機を仕上げて優勝しており、勢いと当地相性は断然だ。
 海水面の児島は潮位と風向がカギとなる。オーシャンC開催時は干満差の大きい大潮。水位の高い時間帯をどう乗りこなすかがポイントだ。モーターは使用7ヵ月目となるが、絶対エースは不在。近況の上昇度では出足型の40号機。初下ろしから力強い動きを見せている伸び型の20号機が有力だ。