新年度のGⅠ第1弾は「茅原vs」の対決!
白井菊地羽野ら児島巧者も多数参戦!!
野白由貴子●『デイリースポーツ』
 V争いは、ズバリ「茅原VS峰」だ。表舞台に返り咲いた峰竜太(佐賀)は常に話題の中心。SG戦線に復帰した昨年蒲郡ダービーでは、通算V100&全24場制覇と記録ずくめの優勝。今年も浜名湖周年と芦屋地区選を制し、快調に滑り出した。
 「打倒・峰」に闘志を燃やすのは茅原悠紀(岡山)だ。グランプリ制覇を目標に掲げて突き進んだ昨年は、2月の中国地区選で地元GⅠ初制覇など次々に自己記録を更新。今年も頂点を目指して激走を誓う。67周年覇者の吉田拡郎(岡山)、女子をけん引する田口節子(岡山)、守屋美穂(岡山)もスタンバイ。総力を挙げて強豪を迎え撃つ。
 地元勢の前に立ちはだかる遠征陣は、年間最多勝利の白井英治(山口)、当地58、68周年覇者の菊地孝平(静岡)、昨年の当地オーシャンCでSG初制覇を成し遂げた羽野直也(福岡)、SGV12の松井繁(大阪)らそうそうたる顔ぶれ。今年1月に大村BBCトーナメントでGⅠV3を飾った関浩哉(群馬)、通算V6の内、2回がGⅠ優勝の板橋侑我(静岡)ら大舞台に強い若手にも注目だ。昨年の71周年でSG覇者5人を相手に優勝した島村隆幸(徳島)は、好相性の児島で連覇をもくろむ。
 キングカップ開催時の潮回りは大潮。満潮で追い風が強ければ差しで好配当が多く、干潮時に向い風なら全速ターンが決まる。干潮で迎える準優、優勝戦は、スピードバトルを堪能できそうだ。
まだエースは不在も、上位機はタイムが違う。展示タイムに注目だ!!
岡野 修一●『専門紙ニュース』
 現行モーターは12月1日が初下ろし。エース候補は不在だが、良いモーターは行き足から伸びに繋がり、展示タイムから違いがある。
 20はF後に荒井輝年がオール3連対で、スリット後に伸びる実戦型だ。38はプロペラ調整でどこかに特徴が出るパワー機の1つ。2連続優勝した66はポテンシャルが高い伸び系だが、乗り手の旋回力次第で十分に操れる良モーターだ。
 17は茅原悠紀の正月戦V後、伏兵の梅原祥平がピット離れで飛び出すなどパワーを見せ、続く伊藤将吉がV。41は近江翔吾が最速タイムを出している。56556029も機歴なりで、どこかに特徴がつき、上位機と比べても遜色ない。
 63は勝率こそ低いが、スリットから伸びて行く足が良く、大活躍の可能性を秘めている。