近況充実の守屋がリード
田口、寺田、勝浦も上位へ
地元岡山支部の強豪女子たちが揃った、見応えのあるシリーズだ。
近況の充実ぶりから守屋美穂(岡山)をV最有力候補に推す。昨年春に当地GⅠ準優、さらに多摩川オールスター準優で続けざまにFを切り、1年2ヵ月間もGⅡ以上のレースから離れていた。それでも一般戦でコツコツと勝率を稼ぎ、今年8月の浜名湖レディースCで記念戦線復帰を果たした。10月には初出場となるSGダービーも控えている。地元Aレディースで優勝して弾みをつけたい。
地元勢では、寺田千恵(岡山)と田口節子(岡山)の女王コンビに、成績急上昇の勝浦真帆(岡山)もV候補の一角を形成。女子GⅠV4の実績を持つ田口は当地Aレディース通算V3。寺田は19年当地GⅡレディースAS覇者で、安定した走りで信頼度は高い。6月多摩川Aレディースを捲りで快勝し今年V2を決めた成長株の勝浦も地元初優勝を狙う。福島陽子(岡山)、金田幸子(岡山)、若狭奈美子(岡山)、樋口由加里(岡山)、喜井つかさ(岡山)、安井瑞紀(岡山)らもホームプールで存在をアピールする。
平山が当地巧者ぶりを発揮
当地で8優出V3の実績を残す平山智加(香川)が地元岡山勢撃破へ。7月丸亀で今年初優勝を決めて勢いも増している。好相性の水面でさらにリズムを上げたい。8月浜名湖で女王に輝いた鎌倉涼(大阪)に、海野ゆかり(広島)、宇野弥生(愛知)もV争い必至。
大瀧明日香(愛知)、西村歩(大阪)、魚谷香織(福岡)、今井美亜(福井)、松尾夏海(香川)、豊田結(静岡)、武井莉里佳(兵庫)も機力の後押しがあれば優勝できるだけの力はある。